「腰椎分離症と診断されてコルセットをつけているけど、このままでいいのかな?」
そんな風に悩んでいませんか?痛い腰をサポートしてくれるコルセットは、確かに心強い味方です。でも、もしそのコルセットが、あなたの回復を妨げているとしたら…。今回は、腰椎分離症とコルセットの意外な関係性についてわかりやすく、さらに詳しくお伝えします。
コルセットに頼りすぎる前に知っておくべきこと
コルセットは、腰を物理的に固定して、痛みを和らげるための「補助具」です。しかし、ギプスと同じように、腰を動かさないようにするもの。長期間の使いすぎには、こんなにも多くの落とし穴があります。
1.腰を守る筋肉がサボりだす!
本来、腰は腹筋や背筋といったインナーマッスルが支えています。特に、コルセットで隠れてしまう部分にある**腹横筋や多裂筋**は、天然のコルセットとも呼ばれ、背骨を安定させる重要な役割を担っています。しかし、コルセットを常に付けていると、これらの筋肉が「コルセットが守ってくれるから大丈夫」とサボってしまい、筋力がどんどん弱くなってしまうんです。その結果、コルセットを外した時に腰への負担が以前より増え、痛みがぶり返すリスクが高まります。
2.体の歪みを固定してしまう
コルセットで腰椎全体を強く固定すると、その代償として、コルセットの上下にある胸腰椎移行部(胸椎と腰椎の境目)に過度な負担がかかり、体が歪んでしまうことがあります。すると、コルセットで固定されていない下部の腰椎に負担が集中し、かえって症状を悪化させることにもなりかねません。これは、コルセットの締め付けが、本来体全体で行うべき動作を、固定されていない部分だけで行おうとするためです。
3.呼吸も浅くなる
お腹や胸をコルセットで強く締め付けると、正しい呼吸ができなくなります。私たちの体幹の安定には、呼吸に関わる**横隔膜**や腹筋などの筋肉(呼吸筋)が深く関わっています。深い腹式呼吸をすると、これらの筋肉が活性化され、体幹が内側から安定します。しかし、コルセットで呼吸筋の動きが制限されると、体幹の安定機能が低下し、腰への負担が増加する一因となります。
4.重心バランスが崩れる
腰椎分離症の原因や悪化要因として、重心バランスの崩れが挙げられます。コルセットは、一時的に姿勢を正しく見せますが、足裏や体幹のインナーマッスルが使えていないままでは、根本的な重心バランスは改善されません。むしろ、コルセットに頼ることで、本来修正すべき重心の偏りに気づきにくくなり、痛みの根本原因が放置されてしまう可能性があります。
コルセットに頼らない「強い腰」の作り方
コルセットから卒業して、本当に痛みのない体を手に入れるためには、根本的な原因にアプローチすることが大切です。
- 体幹を鍛える コルセットの代わりに、自分の力で腰を支えられるように、インナーマッスルを鍛えましょう。腰に負担をかけない「ドローイン」などのトレーニングが効果的です。
- 正しい体の使い方と重心バランスを学ぶ スポーツや日常生活の中で、無意識に腰に負担をかけている動作はありませんか?足裏全体で地面を捉え、体の軸を意識して立つ・歩くことで、正しい重心バランスを身につけましょう。全身を連動させて動かすことで、腰への負担を分散させることができます。
- 呼吸を意識する 深い呼吸をすることで、体幹の安定性が増します。正しい腹式呼吸や胸式呼吸をマスターして、腰を守る筋肉を活性化させましょう。
コルセットは「卒業」するもの
コルセットは、痛みが強い時期の「緊急時のサポーター」です。決してずっと使い続けるものではありません。
痛みが和らいできたら、少しずつコルセットを外す練習を始め、自分の筋肉、バランス感覚、そして正しい呼吸で腰を守る力を育てていくことが、早期回復と再発予防への一番の近道です。
安易にコルセットに頼り続けず、根本的な原因に向き合うことが、あなたの腰の痛みを本当に解決する第一歩となります。 腰椎分離症の根本改善は、ぜひ当院にお任せください。
院情報
Sprout整骨院
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