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 スポーツ中に「ブチッ!」という激しい音と痛みとともに襲いかかるふくらはぎの肉離れ(筋挫傷)。あなたはすぐに患部を氷で冷やし、包帯やテープで強く巻いたかもしれません。この応急処置、すなわち「圧迫」は初期治療の基本ですが、そのタイミングと期間を誤ると、回復を遅らせ、復帰後の再負傷リスクを劇的に高める「罠」となることをご存知でしょうか?

 

ふくらはぎ肉離れ治療の真実:応急処置の落とし穴と機能回復の鍵

この記事では、ふくらはぎの肉離れ治療における圧迫の正しい役割と期間、そして「テープ依存」がもたらす深刻な機能低下の恐怖について、詳細に解説します。

 

1.救急対応:圧迫の「黄金の72時間」とメリット・デメリット

肉離れの治療は、受傷直後の対応がすべてを決します。応急処置の基本であるRICE処置(Rest, Ice, Compression, Elevation)において、圧迫(Compression)は以下の役割を果たします。

圧迫のメリット:急性期に限定された効果

圧迫を行うべきなのは、受傷直後から始まる急性期の24時間〜72時間です。この期間に、弾性包帯や伸縮性のあるテープで患部を「程よく」巻くことには、以下のメリットがあります。

  1. 内出血と腫脹(腫れ)の最小化: 筋肉の繊維と血管が断裂した際に起こる内出血(血腫)の拡大を防ぎ、炎症によって体液が溜まる腫れを抑制します。腫れが少ないほど、その後の治癒過程はスムーズに進みます。
  2. 疼痛の緩和: 圧迫による適度な固定と腫れの抑制により、患部の神経への刺激が減り、痛みが和らぎます。
  3. 組織の安定化: 損傷部位を動かないように軽く固定することで、筋線維のさらなる損傷を防ぎ、治癒の足がかりを作ります。

圧迫のデメリットと急性期の注意点

しかし、圧迫は「きつく締めすぎること」自体が最大のデメリットとなります。

  • 血流障害(循環障害)のリスク: 圧迫がきつすぎると、患部より先の部分(足先)の動脈血流が阻害され、血行障害を起こします。足の指が青紫に変色したり、冷たくなったり、強い痺れが出たりした場合は、直ちに圧迫を緩める必要があります。
  • 神経障害: 特定の神経を強く締め付けると、痺れや麻痺を引き起こす可能性があります。圧迫は「程よく」行い、必ず足の指の色や感覚を定期的にチェックしてください。

 

2.治癒を妨げる!長期的な圧迫がもたらすデメリット

腫れと内出血が落ち着いた亜急性期(3日目以降)から回復期にかけて、いつまでも強い圧迫を続けることは、治癒に必要な筋肉の再生と機能回復を妨げます。

A.組織の治癒遅延と血行不良

急性期を過ぎると、損傷部位には修復に必要な酸素や栄養素が血流に乗って届けられる必要があります。

  • 循環障害による弊害: 長期的な圧迫は血管を締め付け続け、血流を恒常的に悪化させます。その結果、組織の再生・修復が遅延し、炎症や修復過程で生じた老廃物が患部に滞留しやすくなり、痛みの慢性化につながります。

B.関節の拘縮と柔軟性の低下

  • 可動域の制限: 圧迫による動きの制限が長期化すると、ふくらはぎの筋肉だけでなく、それに付随する足首(足関節)の動きが硬くなり、拘縮(関節が硬くなること)のリスクが高まります。これは、再発予防に不可欠なストレッチの効果を妨げます

 

3.復帰後の「テープ依存」が招く再負傷の恐怖

肉離れから回復し、スポーツ復帰を果たした後も習慣的に圧迫テープやサポーターを使い続けることは、再負傷リスクを劇的に高める最も危険な行為です。

A.筋力低下(廃用性萎縮)と機能的依存

  • 筋活動の停止: 外部からの圧迫によるサポートに頼りすぎることで、ふくらはぎの筋肉が自力で発揮すべき安定性や収縮力を代行させます。その結果、筋力が低下(廃用性萎縮)し、テープを外した際に自力での安定性を失っている状態に陥ります。
  • 心理的な依存: 「テープがないとまた肉離れするのではないか」という心理的な不安が強まり、本来のパフォーマンスを発揮できなくなります。

B.固有受容感覚の鈍化と反射機能の低下

  • センサー機能の麻痺: 圧迫による一定の刺激が続くと、筋肉や関節の位置、動きを感知する固有受容感覚(身体のセンサー)が鈍化します。
  • 反射の遅延: 感覚が鈍ると、急な方向転換や不整地での着地時など、予期せぬ負荷がかかった際に、筋肉が損傷を防ぐために反射的に収縮するまでの時間が遅れます。このわずかな遅れが、肉離れの再発リスクを直接高める致命的な原因となります。

 

復帰後の正しいテーピングの使い方

復帰後の圧迫テープは、機能回復を妨げる「ギプス」と化します。使用は、疲労が溜まった日や重要な試合など、負荷が高いことが予想される限定的な場面でのみ行うべきです。最終的な目標は、テープやサポーターに頼らず、自力で負荷に耐えられるだけの筋力、柔軟性、そして反射神経を取り戻すことです。

肉離れの治療は、急性期の適切な対応と、その後の段階的なリハビリによる機能の再構築がすべてです。「長期間の圧迫」という安易な選択に頼らず、専門医と理学療法士の指導のもと、真の機能回復を目指してください。

 

当院ではふくらはぎの肉離れに対して早期復帰を目指して治療しています。スポーツでも多い肉離れですが、一般の方でも、急いでいて走った際に肉離れをすることもあります。肉離れ後は痛みが強く、歩行も困難となることも多いです。スポーツだけでなく、日常生活にも支障があるかと思います。当院ではなるべく早く歩けるように治療をしておりますので、ぜひ1度ご相談いただければと思います。

院情報

Sprout整骨院

住所:埼玉県さいたま市浦和区常盤9丁目19-4 P’sスクエア常盤2F

JR京浜東北線「北浦和駅」西口から徒歩2分

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