【内外側側副靱帯損傷と臀部の筋肉について】
内外側側副靱帯損傷は、①スポーツ中に横から人に押されたりして、膝が強制的に内側に入ったり、捻ったりして起こることと(接触性の外傷)、②ストップ動作や方向転換の際に自分のコントロールがうまくいかずに損傷(非接触性の外傷)する場合があります。
稀に、③繰り返しの負荷がかかり痛みが出る方もいるかと思います。
そして、今回のお話しは②と③の内外側側副靱帯損傷の予防にとても関わってくる、臀筋との関連についてお話ししたいと思います!
内側・外側側副靱帯損傷と臀部の筋肉は、膝関節の安定性という点で密接に関係しています。膝を支えるための筋肉や靭帯が互いに連携しているため、一方の機能が低下すると、もう一方に負担がかかりやすくなります。
靱帯と臀部の関係
膝の側副靱帯(内側・外側)は、膝関節が内側や外側にぐらつくのを防ぐ役割をしています。しかし、靱帯が損傷すると、この安定性が失われます。これを補うために、周囲の筋肉、特に股関節と膝関節をまたぐ筋肉が代償的に働くことになります。
- 内側側副靱帯(MCL)損傷: 膝の内側が外側に開くのを防ぎます。この靱帯が損傷すると、内転筋や大腿四頭筋、ハムストリングスなど、膝の内側の安定性に関わる筋肉がより強く働く必要があります。特に内転筋やハムストリングスは、お尻の筋肉(臀筋)と連動して骨盤の安定にも影響するため、臀部の筋力低下は膝への負担を増大させる可能性があります。
- 外側側副靱帯(LCL)損傷: 膝の外側が内側に曲がるのを防ぎます。この靱帯が損傷すると、特に重要な役割を果たすのが中殿筋です。中殿筋は股関節の外側にあり、骨盤を安定させ、膝が内側に倒れ込むのを防ぐ働きがあります。この筋肉が弱っていると、LCLに過度なストレスがかかりやすくなり、損傷のリスクを高めたり、回復を妨げたりすることがあります。
簡単に言うと、「臀筋の筋力不足は、側副靱帯損傷のリスクを高め、回復を妨げる可能性がある」ということです。
なぜ臀筋の筋力不足が問題になるのか?
膝の側副靱帯(内側・外側)は、膝が内側や外側に不必要にぐらつくのを防ぎ、関節の安定性を保つための主要な構造です。しかし、これらの靱帯は靭やかではあるものの、強い衝撃や繰り返しの負荷には限界があります。
ここで臀筋の役割が重要になってきます。
- 骨盤の安定化: 臀筋、特に中殿筋は、歩いたり走ったりする際に片足立ちになったとき、骨盤が反対側に傾くのを防ぐ役割があります。この骨盤の安定性が失われると、膝関節が内側に倒れ込むような不安定な動き(knee valgus)が起こりやすくなります。
- 膝への負担軽減: 臀筋が弱いと、骨盤や股関節の安定性が低下し、その代償として膝関節に過剰な負担がかかります。特に膝が内側に倒れ込む動作は、内側側副靱帯に引き伸ばされるストレスを与え、損傷のリスクを高めます。
- 代償作用: 靱帯が損傷すると、その機能を補うために、周囲の筋肉がより強く働こうとします。しかし、もともと臀筋が弱い場合、この代償作用が十分に機能せず、靱帯や他の組織にさらなる負担がかかり、回復を遅らせたり、再損傷のリスクを高めたりすることがあります。
予防とリハビリテーションにおける臀筋の重要性
側副靱帯の損傷を防ぐため、そして損傷後のリハビリを効果的に行うためには、臀筋の強化が不可欠です。
- 予防: スポーツや日常動作で膝にかかる負担を軽減するため、特に中殿筋を中心とした臀筋群を鍛えることで、安定した動作パターンを身につけることができます。
- リハビリ: 損傷した靱帯が回復する過程で、膝の安定性を筋肉の力で補う必要があります。臀筋を強化することで、靱帯の回復を助け、再損傷のリスクを低減させることができます。
- 動作パターンの改善: 臀筋の強化は、正しい体の使い方を促し、膝への負担を減らすことにつながります。
側副靱帯の損傷は、単に膝への直接的な衝撃だけでなく、全身の筋力バランス、特に臀筋の筋力不足が大きく影響する問題です。臀筋を鍛えることは、膝の健康を保つための重要な鍵と言えます。
当院では、内外側側副靱帯損傷の方へリハビリだけでなく手技でのアプローチも行っています。
リハビリをしているがなかなか痛みが取れない、怪我をしてしまったけど早く復帰したい!と思われている方は、ぜひ1度当院にご相談いただければと思います!
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