階段を踏み外した、スポーツ中に着地を失敗した、デコボコ道で足首をひねった…。「グキッ」という嫌な音や感覚とともに、足首に経験したことのない痛みが走ったことはありませんか?それは、最も一般的な怪我の一つである「足首の捻挫」かもしれません。
足首の捻挫は、関節が本来動く範囲を超えて不自然にひねられることで、関節を支えている**靭帯**や関節包が損傷する怪我です。たかが捻挫、と軽く見て放置すると、痛みが長引いたり、捻挫を繰り返しやすくなったり、さらには関節が不安定になる「慢性足関節不安定症」に移行したりと、厄介なことになりかねません。
今回は、足首の捻挫がどのような症状を引き起こすのか、その重症度ごとの違い、そして「早く治して元の生活に戻りたい!」「スポーツに早く復帰したい!」と願うあなたのために、当院での固定に頼らないアプローチと、その後の正しいケアについて詳しく解説していきます。
足首の捻挫、どんな症状が出るの?
足首の捻挫は、ひねる方向によって損傷する靭帯が変わりますが、一般的に最も多いのは、足の裏が内側を向くようにひねる「内反捻挫」です。この場合、足首の外側にある靭帯(特に前距腓靭帯や踵腓靭帯)が損傷します。
捻挫の症状は、損傷の程度(重症度)によって異なります。
軽度(I度損傷):靭帯の「伸び」
- 痛み: 足首をひねった直後は少し痛む程度で、安静にすればすぐに痛みが引きます。
- 腫れ: ほとんど目立ちません。
- 内出血: ほとんどありません。
- 機能障害: 足首を動かすと少し痛むものの、歩行は可能です。不安定感はほとんど感じません。
- 圧痛: 損傷した靭帯の場所を押すと、軽い痛みを感じます。
中等度(II度損傷):靭帯の一部「断裂」
- 痛み: ひねった瞬間に強い痛みが走り、その後も痛みが続きます。
- 腫れ: 受傷後すぐに足首全体、特にくるぶしの周りが腫れてきます。
- 内出血: 皮膚の下に青あざ(皮下出血)が見られることがあります。
- 機能障害: 歩行が困難になり、足首に体重をかけると強い痛みを感じます。足首を動かす範囲も制限されます。
- 不安定感: 足首に軽い不安定感を感じることがあります。
- 圧痛: 損傷した靭帯の場所を押すと、強い痛みを感じます。
重度(III度損傷):靭帯の「完全断裂」
- 痛み: 受傷直後から激しい痛みが走り、体重をかけることができません。
- 腫れ: 足首全体が大きく腫れ上がり、変形しているように見えることもあります。
- 内出血: 広範囲に強い内出血が見られ、足の甲や指先にまで広がることもあります。
- 機能障害: 足首に全く体重をかけることができず、歩行は不可能です。足首を動かすことも困難です。
- 著しい不安定感: 関節がグラグラと不安定になる感覚が強く、脱臼しているかのように感じられることもあります。
- 骨折の合併: 重度の捻挫では、靭帯だけでなく、骨折を伴うことも少なくありません。
捻挫を「たかが」と放置するとどうなる?
「捻挫くらいなら、放っておけば治る」と考えるのは非常に危険です。捻挫を適切に治療せず放置すると、以下のような問題が生じるリスクが高まります。
- 痛みの慢性化: 損傷した靭帯が適切に修復されず、痛みが長く続いてしまうことがあります。
- 捻挫の繰り返し: 靭帯が緩んだままになると、足首の関節が不安定になり、少しの段差やひねりでも簡単に捻挫を繰り返すようになります(習慣性捻挫)。
- 慢性足関節不安定症への移行: 捻挫を繰り返すことで、足首の機能が慢性的に不安定になり、常に「ぐらつく」「抜けそうな感覚」が続く状態になります。これはスポーツ活動だけでなく、日常生活にも大きな支障をきたします。
- 他の部位への影響: 足首の不安定さを補おうとして、膝や股関節、腰などに無理な負担がかかり、新たな痛みや不調を引き起こすことがあります。
- 関節の変形: 繰り返される捻挫や不安定性によって、関節軟骨が傷つき、将来的に変形性足関節症に進行する可能性も否定できません。
「グキッ」としたら、まずは当院へ!固定なしで早期復帰を目指す
足首をひねって痛みや腫れ、不安定感を感じたら、決して自己判断せずにすぐに当院にご相談ください。
当院では、あなたの症状を詳しくお伺いし、徒手検査(触診や特殊なテスト)を通じて、どの靭帯が損傷している可能性が高いか、そして損傷の程度を判断します。レントゲンやMRIといった画像検査機器はありませんが、これまでの豊富な知識と経験に基づいた丁寧な診察で、あなたの足首の状態をできる限り正確に評価します。
重度の捻挫や、骨折の可能性が疑われる場合は、**整形外科の受診をお勧めします。**整形外科では、レントゲンやMRIなどの画像検査を通じて、靭帯や骨の状態を正確に把握し、より専門的な治療方針(ギプス固定、手術など)を決定していただくことになります。
当院の強み:固定に頼らず、早く動いてスポーツに復帰!
当院では、一般的な捻挫治療でよく行われる長期の固定(ギプスや装具)を最小限に抑え、早期から患部の動きと機能改善を促すことで、より早く日常生活への復帰、そしてスポーツへの復帰を目指します。
- 固定に頼らないアプローチ: 軽度〜中等度の捻挫の場合、無理な固定は、かえって足首の関節が硬くなり、筋力が低下する原因となることがあります。当院では、必要最小限の固定に留め、腫れや痛みを管理しながら、早期から足首の適切な動きを引き出すことを重視します。
- 早期のリハビリテーション: 炎症を抑え、痛みを軽減する処置と並行して、早期から足首の可動域改善、弱った筋肉の強化、そして何よりも足首のバランス感覚(固有受容感覚)の再教育に力を入れます。このバランス感覚を取り戻すことが、捻挫の再発を防ぎ、スポーツ動作における足首の安定性を高める鍵となります。
- 個別化された治療計画: あなたの損傷の程度、ライフスタイル、復帰したいスポーツの種類に合わせて、最適な治療計画とリハビリテーションプログラムを作成します。単に痛みをなくすだけでなく、スポーツパフォーマンスの向上と再受傷リスクの低減を目指します。
- 運動フォームや身体の使い方指導: 足首に負担をかけにくい歩き方や、スポーツ時の体の使い方を指導し、捻挫の原因となる動きの癖を根本から改善していきます。
- 短い期間でのスポーツ復帰を目指す: 当院の治療は、早期の機能回復を重視しています。痛みが引くだけでなく、実際に足首を安定させて動かせるようになるまでをサポートすることで、可能な限り短い期間で、安心してスポーツ活動に復帰できるよう、全力でサポートさせていただきます。
足首の捻挫は、軽視されがちですが、放置すれば後に大きな問題を引き起こす可能性のある怪我です。「グキッ」とした嫌な経験をしたら、我慢せずに、まずは当院にご相談ください。固定に頼らず、あなたの足首が再び力強く、安定して動けるように、そして一日も早くスポーツの現場に戻れるよう、私たちが全力でサポートさせていただきます。
院情報
Sprout整骨院
住所:埼玉県さいたま市浦和区常盤9丁目19-4 P’sスクエア常盤2F
JR京浜東北線「北浦和駅」西口から徒歩2分
TEL:048-762-7966
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埼玉県さいたま市の整骨院・整体なら『Sprout整骨院』へ。
当院ではスポーツ外傷・障害に特化した施術を行なっています。
捻挫・肉離れで治癒まで期間がかかるスポーツ外傷を早期復帰させる外傷に特化した施術を行なっています。 またどこに行っても改善されなかった痛みでお困りでしたら、Sprout整骨院へお越し下さい。
夜21時まで営業していますので、部活帰り、お仕事帰りの方にもとても通いやすくなっています。
どこに行っても改善されないスポーツ時の痛み、慢性痛、身体の不調でお困りでしたら、ぜひご相談ください!