【外反母趾について】
外反母趾(がいはんぼし)は、足の親指の付け根が外側に「くの字」に曲がってしまい、付け根の関節が内側に飛び出す状態を指します。この出っ張った部分が靴に擦れたり圧迫されたりすることで、痛みや炎症を引き起こします。
なぜ外反母趾になるの?
外反母趾の主な原因は、足の形や使い方、そして靴の選択に加え、重心バランスの崩れにあります。
- 足の構造の問題(遺伝・先天性):
- 親や祖父母に外反母趾の人がいると、遺伝的に足の骨格や靭帯が柔らかく、外反母趾になりやすい傾向があります。
- **扁平足(土踏まずがない)や開張足(足の指の付け根が横に広がる)**など、足のアーチ構造が崩れていると、親指に負担がかかりやすくなります。
- 不適切な靴:
- 先の細い靴(パンプス、ヒールなど): 親指が内側に押し込められ、付け根の関節が「くの字」に曲がってしまいます。
- ヒールの高い靴: 体重が前方に偏り、足の指の付け根に過度な負担がかかります。
- サイズの合わない靴: 小さすぎる靴は圧迫を、大きすぎる靴は足が靴の中で滑ることで摩擦を起こします。
- 筋力低下と重心バランスの崩れ:
- 足の指を使う機会が減り、足の指や足裏の筋肉(足底筋群)が衰えると、足のアーチを支える力が弱まります。
- 足のアーチが崩れると、歩行時や立つ時に足裏全体でバランスを取ることが難しくなり、重心が足の内側に偏りやすくなります。これにより、親指の付け根にかかる負担が不均等になり、親指がより外側に押し出される原因となります。不安定な重心バランスは、足だけでなく全身の歪みにもつながることがあります。
- 長時間の立ち仕事や歩行:
- 足に継続的に負担がかかることで、変形が進行しやすくなります。
- 生活習慣:
- フローリングでの生活や、足指を使わない歩き方も影響することがあります。
どんな症状が出るの?
外反母趾の症状は、痛みのない軽度なものから、日常生活に支障をきたす重度なものまで様々です。
- 親指の付け根の痛み: 最も一般的な症状で、靴との摩擦や圧迫によって痛みが強くなります。炎症を起こして赤く腫れたり、熱を持ったりすることもあります。
- 親指の変形: 親指が小指側に曲がり、「くの字」に変形します。
- タコや魚の目: 親指の付け根や、曲がった親指の側面、隣の指などにできることがあります。
- 足裏の痛み: 足のアーチの崩れや、足裏の筋肉への負担が増すことで、足裏全体が痛くなることがあります(開張足による痛み)。
- 指のトラブル: 親指が曲がることで、隣の指が親指に乗り上げたり、ハンマートゥ(指が曲がったままになる変形)になったりすることもあります。
- 歩行困難: 痛みが強くなると、正常な歩き方ができなくなり、他の部位(膝、股関節、腰など)にも負担がかかることがあります。
予防のために
- 足に合った靴を選ぶ: 普段からヒールの低い、自分の足にあった靴を履くようにしましょう。
- 適度な運動と体重管理: 全身の健康維持も足への負担軽減につながります。
- 正しい身体の使い方と重心バランスの意識: 姿勢や歩き方を見直し、足だけでなく全身の重心バランスを整えることで、特定の部位への負担を減らすことができます。
外反母趾の変形は残練ながら手術でないとできませんが、痛みに対してのアプローチを当院では行なっています。もし、外反母趾の痛みでお困りの方は、1度ご相談いただければと思います!
院情報
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